ネココネコロガール

音楽の話題

2015年間ワーストディスク

 

Obscure Ride 【通常盤】

Obscure Ride 【通常盤】

 

 

ネオソウルって何?スケベさやホモっぽさが欠落したソウルミュージックっていかに?

前作のポップに突き抜けた感じは非常に好みだってたんですが今回は分かりやすさを抜いて彼らのスゲーダメな部分である軽薄さを3倍増しにしたカンジ。

昔のヒップホップで言うとタイニーパンクスのようなニューウェイヴな理屈臭さでもキングギドラのような超のつく原理主義でもなくスチャダラパーの能天気さに近い印象を受けます。

未だに「ブギーバック」の残滓を感じさせる「Summer Soul」はリリース当時の梅雨っぽさも相まってか湿気ったポテチと一緒に炭酸の抜けたスプライトを飲んでるような脱力感でした。

 

 

 

 

 

 

Girls In Peacetime Want To Dance

Girls In Peacetime Want To Dance

 

 

全く時代性を無視した(EDMの影響との声もあるが)テクノポップがリードトラックでおまけに耳に残るのがその曲だけというダメダメ加減

ライブも観ましたが相変わらず音が小さいし、いっそのことエレキ使わないで弾き語りメインでやったほうがいいような...

 

 

 

 

 

 

 

Strangers to Ourselves

Strangers to Ourselves

 

 単純に良い曲が少ないし無駄に長い。

 

 

 

 

 

Orphaned?deejay Selek 2006-08

Orphaned?deejay Selek 2006-08

 

 いい加減リチャードが大昔に片手間で作ったようなコッテコテのテクノを褒めるのやめません?

 

 

 

 

 

 

 

ノーホエア 25周年アニヴァーサリー・エディション

ノーホエア 25周年アニヴァーサリー・エディション

 

 国内盤を買ったら薄い紙1枚のライナーノーツが付いてるだけでした。

こういう売り方をする「輸入盤国内仕様」に引っかからないようにしなきゃ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2015年間ベストディスク

 

3

3

 

ストパンクという便利なようで実はそうでもない言葉がございますが、パンクという特異なジャンルの音楽をさらに細分化した観点で捉えるという何とも珍妙なやり方は果たしてパンクなのかそうでもないのか...

ツチヤニボンドの前作がポストパンクを直線的なパンクとして(例えばワイアーみたいな)解釈した作品だとすると本作はリズムだとかアフロだとか前衛性を押し出した作品......では決してなくポストパンクおろか昨今のUSインディーR&Bやグラムロック、歌謡ロックまで幅広いレンジの音楽をおさえておりポストだとかパンクだとかどうにでもよくなる素晴らしい作品なのです。

 

 

 

 

paradise lost, it begins

paradise lost, it begins

 

 

ツチヤニボンドのバンドメンバーであるPADOK氏をエンジニアにむかえた1年ぶり3枚目のアルバム。

脱帽!「ダーティプロジェクターズ」の名が引き合いに出されることが恐らく本人たちのジレンマだったと思うのですがそんな名前は一気に吹き飛んでしまいそうな快作です。クレイジーなギターワークと優美なフルートの音が特に印象的です。

 

 

 

 

円盤ゆ~とぴあ

円盤ゆ~とぴあ

 

 今までyoutubefacebookで発表された曲を一気にコンパイルしたとあって完全な新アルバムとは言い難いんですがやっぱりいいですねー。

新曲メインのディスク1、コミック色が若干強めな季節ソングを集めたディスク2、アコギ弾き語りで簡素な作りながらもメロディーが際立つディスク3の3枚組!少し値段は高いけど損はしないはず。

 

 

 

 

 

Music Complete

Music Complete

 

 

ニューオーダーの作品で最後まで通して聴ける作品って初めてかも。

若干中だるみはするんですけど序盤と終盤にシングルのキラーチューンを入れてくるんで全然OKOK。

 

 

 

Depression Cherry

Depression Cherry

 

 凄く「和」の雰囲気を感じさせる作品。音数の少なさと時折聴こえる歪みは静寂に滴り落ちる雨粒のよう。

 

 

 

 

 

ひろばとことば

ひろばとことば

 

 ラストの3曲が良すぎる!!泣き!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Sauna

Sauna

 

 USインディー的なドローン解釈か?決して前衛だと音響だとかの回りくどい分かりにくさはなく快晴の中初日の出を眺めるような荘厳ささえあります。

 

 

 

 

noise myself

noise myself

 

 ex-昆虫キッズ、paradise

バンドマンとしてではなく宅録ギタリストとしての冷牟田王子の怪才が発揮された初ソロアルバム。コクトーツインズから元エメラルズのマーク・マグワイアまで冷やっこいノイズが大好きな人はぜひ

 

 

 

Wire

Wire

 

 ワイアー流ブリティッシュトラッド。変わり続ける大人の色気っすねー

 

 

 

 

告白

告白

 

 ハスカードゥ、ダイナソーJr、レモンヘッズ、スーパーチャンクが今でも大好きなナイーブな大人からスラング聴いてSEALDsに感化されてる若年層まで安心して聴けるパンクロックです

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2015ワーストカバー

Hitnrun Phase One

「Hitnrun Phase One」Prince

 

前作「Art Official Age」のアフロ姿のプリンスをチビキャラ化したんでしょうが圧倒的に可愛くない!!

何となくジャケットからやる気のなさを感じてしまうわけですが本編はそんなことなく充実した内容です。重厚なソウルバラード「This Could B Us」から近年のプリンスの楽曲では間違いなく最もポップなナンバーである「FALLINLOVE2NITE」の流れなんかグッとくる。最後がバラードで〆ってのも好印象!

 

 

 

 

 

 

 

 

Wonder Future(初回生産限定盤)(DVD付)

「Wonder Future」アジアンカンフージェネレーション

中村祐介じゃないじゃん!?別に中村ジャケットに固執する必要はないと思うんですがこれは「ナイ」ですよね....?

収録作品なんですが従来のシングル向けの楽曲は少なく、かなりロックに寄った作品で好印象なんですがtwitterでの後藤氏の不穏な一連の発言もあってかどうにも斜めに構えて見てしまう....リスナーとしていけませんね....

 

 

 

 

 

 

 

 

KABLAMMO!

「KABLAMMO!」ASH

 

00年代の前半のミクスチャー(死語)とポップパンクの中間みたいなジャケット。

アッシュはジャケットのせいでスタートを2完歩くらい損してるがするし、それらを回収できないまま今に至っている気がする。そりゃティム・ウィーラーのソングライティング力も落ちるわなー

 

 

 

 

 

 

Orphaned?deejay Selek 2006

 

「Orphaned deejay Selek 2006-08」AFX

 

明らかに暇つぶしで作ったであろうトラックにテキトーなジャケット。

凄い人だとは分かってますがシンボル化しすぎじゃないですかねー?

 

 

 

 

 

 

So There

「So There」Ben Folds

 

クラゲっぽいぜ。

ベン・フォールズが国内盤出ないのって初ですかね?洋楽不況!!

 

 

 

2015ベストカバー

 

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「Sad Horse」Sad Horse

ギター&ドラムの二人組のアルバム。全曲35分!一番長い曲で2分18秒というスッカスカでバタ臭いガレージパンク!その雰囲気がよく出てる素敵なジャケットですね!

ドラムの方はタラ・ジェイン・オニールと活動してた経歴があったりシカゴ、ルイヴィル関連との関わりがかなり深いようです。大抵このエリアの方々ってパンクから音響系や前衛方面へ向かう人が多いんですが、この人たちは全く逆のようです。

 

 

 

Seasonal Hire (import)

 

「Seasonal hire」Steve Gunn & The Black Twig Pickers

 

馬の骨(?)から冬虫夏草。奇しく馬繋がりです。

野晒しの骨って素敵じゃないですか?鳥山石燕の「狂骨」みたいなやつ。

ちなみにこちらもシカゴ系ご用達のスリルジョッキーからのリリースです。所謂ポストロックの印象が強いレーベルですが最近はガレージパンクやドゥームメタルなど多方面からのリリースが目立ちます。

 

 

 

 

 

 

The Republic (import)

「The Republic」Sam Prekop

 

猫ジャケ。

シー&ケイクのフロントマンであるサム・プレコップのソロアルバム。

これまでにソロ作を何枚か発表してるわけですが基本はどれもシー&ケイクの延長上にあるソフトロックをポストロック的に解釈した歌モノでした。しかし、今回は全曲シンサイザーのみで構成されたインスト作!実験的!

シンセブリブリ感はシー&ケイクの最新作でも感じられたことなのでバンドの延長という意味ではきわめて正しいソロ作品なのかと。

 

 

 

 

 

 

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「HEARTACHE」NAVEL

 

猫ジャケその2

10年ぶりの3rdアルバムだそうです!1stのヘソ出し幼女の瑞々しさと2ndの新緑の青葉の清々しさが一体化したカワイイジャケットですね。キリッとした猫!

 

 

 

 

 

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「Casstte Tapes Club #8」KUNG-FU GIRL

 

Miles Apart Recordsっていう今時カセットテープでの音源販売を行っている優良レーベルがあるんですが、そこのジャケットが新進気鋭の洒落たイラストレーターさんばかりを起用していてとても可愛いのだ。ぶっちゃけこの記事自体このレーベルのアーティストだけで埋めてもいいのですがそれだとアレなので一番気に入ってるジャケットのやつを挙げさせていただきます。KUNG-FU GIRL!KOGA RECORDSやバンド名通りアッシュのカンフーを思い起こさせる爽快感あるパワーポップです!ジャケットは漫画雑誌ユースカでもお馴染みの新星エビマヨネーズ!

 

 

 

 

3月の新作総まとめ その2

 

 

noise myself

noise myself

 

 

「noise myself」冷牟田敬 9.2/10.0

 

元昆虫キッズ、現Paradise、豊田道倫mtvBANDの王子こと冷牟田敬のソロアルバム。

素晴らしい作品だと思います。内容はタイトルの通りでノイズと自身との対話、戯れ。バンド活動ではできない、一人のギタリスト、音楽家としての矜持が自信満々に示されています。昆虫での鈴の音を鳴らすようなアルペジオからパラダイスでの奥行きのあるディストーションまで狂気の片鱗は既に浮き出ててはいたのですがが遂に爆発した感がある。甘美なノイズなシューゲイザーというよりはエメラルズのマーク・マグワイアやマニュアル、ウルリッヒ・シュナウスなどの北欧のラップトップシューゲイザーとリンクするところもあります。

周辺のバンドが「下北沢インディー」「ココ吉系」など安易に括られやすいジャンルではあるのですが、冷牟田氏の音楽だけは超然としていてアホなカテゴライズを許さない凄味があります。

 

 

 

 

 

Double dream is breaking up the door.

Double dream is breaking up the door.

 

 

 

「Double Dream is Breaking Up The Door」Paradise 8.3/10.0

 

ベースの瀬尾マリナ嬢が脱退し、今まで以上にボロッボロのコンディションに陥ったパラダイスがまさかの新作!内容もこれまたボロッボロで前作では比較的聴きとるの簡単だったボーカルがほとんどテキトーに!呼詩はともかく、他の二人までテキトーに歌ってやんの!そんな中で自身らのバンド名である「Paradise」と命名された超キラーチューンを出してくるあたり油断がならない。

んで、新作リリースしたのは良いものの、早速、ドラムの関口萌が脱退!ボロ布一枚の状態になってしまったパラダイスの今後の動向が楽しみです!

 

 

 

 

 

See you, Blue

See you, Blue

 

 

 

「See you,Blue」さらうんど 4.8/10.0

 

鴨田潤のリリックってイルリメ時代は凄く辛辣でその説教臭さが持ち味の一だったわけですが、シンセサイザーを主体としたシティポップであるさらうんどに於いてはそういう要素は不要と考えたのかイマイチ言葉に重みがない。

ちょっと出涸らしの感が強くなってきたので、表っ面だけ綺麗なポップス路線は止めてもう一度ラップをしてみては?と思いました。

 

 

 

 

Messier Objects

Messier Objects

 

 「Messier Oblects」Notwist  5.0/10.0

 

歌なしのサントラです。ファンなら買い。

 

 

 

 

 

 

Sauna

Sauna

 

 「Sauna」Mount Eerie  9.0/10.0

 

ドローン、ノイズの上を伝うはLAKEのアシュレイ嬢の煌びやかなボーカル。そびえ立つ山々と朝焼け、ニュー・デイ・ライジングを予感させる壮大なスケールの作品です。

近年フェスバブルに対し、「ゴミが多い」「純度が低い」と苦言を呈しているだけあり、この荘厳なサウンドスケープは納得です。

もはや、「インディーロック」が「インディー」ではなくなって久しいですが、栄誉ある孤立を選択したマウント・イアリの姿は誰よりも本来の意味でインディーロック的だ。

 

 

 

 

 

 

Strangers to Ourselves

Strangers to Ourselves

 

 

 

「Strangers to Ourselves」Modest Mouse 3.0/10.0

 

前作が凄く好きなんですよ。「Missed The Boat」や「Little Motel」みたいなバンジョーマンドリンを使用したまったり目のミドルチューンが特に気にいってます。狂気のボーカルナンバーや長尺のノイズ、キレの良いポストパンク等、色々と楽しめて凄く良い作品です。

月日は流れ8年、モデストマウスが微妙になって帰ってきた。2曲目が「Float On」的な役割なのは分かりますが他の曲がなんともビミョー。ギター重ね過ぎだしチャカチャカしてやかましい、アイザックのボーカルもなんかパワーが足りない。8年も待たせておいてこれはないわなー

 

 

 

3月の新作総まとめ その1

 

ファンタジー・エンパイア

ファンタジー・エンパイア

 

 「Fantasy Empire」Lightning Bolt   5.0/10.0

 

ここ最近のライトニングボルトって「1曲目のイントロかっけー!ドラムやべー!」「2曲目もテンションたけー!」「3曲目ー!また同じくテンションが高い曲だー!!と来て知らないうちにzzzzzzってパターンが多いです。スタイル的に曲の個性を大して重要視しないバンドだってことは重々承知ですが流石にマンネリ化しすぎなような気がします。

個人的に彼らの最高傑作は2nd?の「Ride The Skies」だと思うのですが、この作品はサイケっぽいフレーズのループだったり音の居合抜きに徐々に鬼ドラムが乗ってくるなど緩急が強めな曲が多く、曲と曲の個性がハッキリしてます。「Hayper Magic~」あたりから今のスタイルが定着してしまっているような気がしますので次は大きな変化が欲しいです。

 

 

 

 

 

パラード

パラード

 

 「パラード」ザ・なつやすみバンド  7.2/10.0

 

メジャーデビュー作。前半に清涼感のあるポップチューン、後半に従来の形に近いしっとり目のバラードと安全策かなーと。スティールギターの客演が印象的な「ユリイカ」は名曲かなーと。ただ、メジャーのバンドとして演奏力に不安があり、先述した客演ミュージシャン達の力が大きいと思います。このクオリティーをライブでも再現できれば大したものではないでしょうか?

あと、折り畳み式のジャケットが鬼カワイイです。

 

 

 

 

 

 

Hexadic

Hexadic

 

 「Hexadic」Six Organs Of Admittance 4.0/10.0

 

ドローン、ドゥームとサイケデリックフォークが折衷した前作「Ascent」は2012年の個人的な年間ベストにノミネートするくらい好きな作品だったんですが今回は全曲ドゥーム、スラッジで全編を通してとにかくうるさくて重い。前作の延長のような作品を期待してたんですが、これはウーンってな感じ。好きな人にはたまらない音だと思いますが....

 

 

 

 

 

 

 

Gliss Riffer

Gliss Riffer

 

 

 

「Gliss riffer」Dan Deacon 8.2/10.0

 

ピッチフォークでの低評価&ジャケットで避けてる人も多いかと思いますが良いですよコレ!前作のコンセプトアルバムより断然良い!オリエンタルな雰囲気のある萌え萌えな女性ボーカルがフューチャリングされててアジアっぽいキッチュな雰囲気が大好きな人間としてはツボ。良い作品!

 

 

 

 

 

 

 

トカレフ

トカレフ

 

 

 

トカレフ大森靖子&THEピンクトカレフ 7.1/10.0

 

最初で最後のアルバムだそうです、茶番臭が漂いますが音自体は中々。「新宿」のアレンジなんかタイトでかっこいい。

現在、レコ発ツアー中の大森さんなんですが地方の公演はほとんど弾き語りみたいなんですよ。アレンジを盛りに盛りまくった「洗脳」の楽曲を弾き語りで再現するのなんて無理ゲーですし、巧いプロのミュージシャンをサポートで雇うなら、いっそのこと安上がりなピントカでツアー回ったほうがいいんじゃないですかね?ライブで演奏できないならレコ発なんて企画するなって話ですよ。

 

 

 

 

 

The Republic (import)

The Republic (import)

 

 

「The Republic」Sam Prekop 6.5/10.0

 

シー&ケイクのサムのソロ作品です。彼はこれまで何枚かソロ作品をリリースしており、基本、シー&ケイクの作品の延長線上というべき歌モノが主体だったのですが今回はボーカルは一切ナシ!ギター封印!シンセサイザーメイン!と勝負に出た感じがあります。シー&ケイクの「Harps」で取り入れられたシンセの音像を更にドープな方向に深化させており、ポストロックよりかはアンビエントに近い感じがします。

本来、ソロアルバムってのはメインプロジェクトではできないことをする実験の場だと思うし、これはこれで十分アリです。シー&ケイクの次回作の布石としてファンなら聴くか価値があると思います。ジャケの猫ちゃんも可愛いです。

 

 

 

 

 

最高新記憶

最高新記憶

 

 「最高新記憶」bacho 7.0/10.0

 

bachoの凄いところは歌詞の一つ一つが確実に聴きとれるってところ。一字一句を噛みしめるように苦吟するボーカルのスタイルは胸に迫るところがある。

フルアルバムで聴くとちょっと長いかな~、もうちょい曲のバリエーションが欲しいかな~と思ってしまうのですが彼らの切実な姿勢にやられてしまい、どうにも低評価にできないのです。個人的には芸風が被るMy Name Is...くらい展開に富んだ曲を作れるようになれば更に良くなる気がします。

 

 

2015年1月~2月まで買ったCD総まとめ!

あんまり買ってません。乱暴に点数付けして適当な感想を書きました。よしなに。

 

<新作>

 

 

Girls In Peacetime Want To Dance

Girls In Peacetime Want To Dance

 

 2.0/10.0

 

文句なしにダメな作品だと思います。耳に残るのがマルクスエンゲルスの焼き直しである1曲目のイントロと絶望的なまでに時代とマッチしていないキッチュなディスコポップ「The Party Line」くらい。

褒めるべき点はジャケットくらいです。キャリア最低の出来。

 

 

 

 

ボトムオブザワールド

ボトムオブザワールド

 

 7.5/10.0

 

ここ10年位で一番良い出来じゃないかと。最近のイースタンって長い曲や捨て曲が多くてどうしてもダレる印象が強かったんですが本作は疾走感のある曲が多くてサクッと食べれるカンジ。「テレビ塔」「コンクリートの川」なんか若々しさがある。

「もうやることは全てやった」という理由でベースの二宮さんが辞めちゃうみたいですが、イースタンなんて僕が初めて聴いた時から出涸らしの金太郎飴だったわけで...愛すべきマンネリとして活動を継続してほしいのだが....

 

 

 

 

 

こんにちは、はじまり。

こんにちは、はじまり。

 

 6.3/10.0

 

前作「夜はそのまなざしの先に流れる」という作品がほぼ完璧に近いモノだったので、どうしてもデキ落ちはしょうがないのかなー

NINGEN OKが参加した「はじまり」なんかは今までにない歪んだギターがギュンギュンしてて聴き所はけっこーあるんですが、作品全体の調和美がハンパない前作と比べるとやはり遥かに劣るデキ~

 

 

 

 

 

シチズン・ゾンビ

シチズン・ゾンビ

 

 7.2/10.0

 

賛否ありますが僕はけっこー好きです。チャカチャカしたオーソドックスなファンクなんだろうな~と思ってたらヘヴィーでノイジーな曲が多いのね!あと、メロディーがちゃんとしてる!「Nowhere Girl」とか!

 

 

 

 

<微妙に旧作>

 

Somehow, Somewhere

Somehow, Somewhere

 

 6.0/10.0

 

満を持しての1stフルアルバムなんでしょうが、去年9月に発売された平賀さち枝との共作「白い光の朝に」が名曲すぎてどうしても見劣りしますね!

こういうアノラック系のネオアコっぽいバンドは引き出しが少なそうだし早くも底が見えてしまった感がある。

 

 

 

 

 

 

 

 

I'm so sorry, mom

I'm so sorry, mom

 

 7.0/10.0

 

5曲しか入ってないので今の時点で評価するのもアレなんですが僕は中々好きです。ホムカミと同じくサブカルと親和性の高い男女2人組なのですが、こちらのほうが良い意味でこじんまりとしててフォーク歌謡っぽい。

麓健一平賀さち枝、oono yuukiなど寡作なアーティストの多いkitiですが、こちらは早くフルアルバムを期待したい。