たのしいえんそく~青森八戸市 カローラ山荘 その1~
カローラ山荘。青森県八戸市の奥地にある、精神病患者の治療施設の廃墟と好き者の間では伝聞されています。パンチの効いた背景とは裏腹に全国的な知名度は低く、アクセスの悪さもあってか、比較的過去の爪跡が残っているスポットと言えます。
それにしても、カローラってなに?車?
否、インド神話に傾倒していた委員長が迦楼羅(かるら)天から名前を拝借し、それが転じてカローラと成ったとのことです。
インド神話の3大神であるブラフマー(創造)、ヴィシュヌ(維持)、シヴァ(破壊)、このヴィシュヌ神の乗り物と言われる不死の鳥こそが迦楼羅、またの名はガルーダと言います。(色々なRPG系のゲームでもお馴染ですね)インドの神様は象とかにも乗ったりするし面白いですね。
それにしてもジョージ・ハリスンのようなケミカルアシッド系から、このカローラ山荘のようなナチュラルアシッド系まで「電波」の入ったモノに対してのインドの相性の抜群さは一体なんなんでしょうか?
カローラ山荘では患者の治療の一環として「彫刻」を作成させていたとのことです。
敷地内は「ソレら」があちこちに点在しており、何とも言えない瘴気に溢れています。
患者には勿論、芸術的なバックグラウンドなど皆無で「型」や「技法」を無視した無軌道ブルータルアートが展開されています。これぞまさに「アールブリュット」!
戦慄です。
ドラクエ10の夢幻の森 を思わせるシダ植物が生い茂る広大な敷地。
ちょっと脇道に入ると方向感覚が麻痺します、マジで。
灯篭?
「病院坂の首縊りの家」 を思い出した
これで抜けたら死ねる!!
つづく!!