2016年のイマイチだった、もしくは一言いいたい音楽
「22,A Million」Bon Iver
2016年の年間ベストディスクとして挙げてる人を多く見かけたのですがそんなに良い作品でしょうか?歌謡AOR的なド演歌なノリの2nd、簡素美に溢れた1stに比べるとメロディーの質は平凡ですし矢鱈と目立つカニエライクなスクラッチノイズの音響効果も私には耳障りに聴こえました。電子音の使い方もpeleの残党と組んだVolcano Choirの1stの時のほうが遥かにクールです。グラミー補正がかかってるのかどうかは分かりませんが、この人の本質はサウンドクリエイター的な職人っぽいのではなく楽器を演奏して歌う人だと思うんですよね。変に有難がって駄目になるパターンのように私は思う。チヤホヤしすぎ!
「Give a Glimpse of What Yet Not」Dinosaur.Jr.
すた丼のチャーハンを延々と食べさせられてるカンジだな。間に入ってくるルーの曲も漬物や卵スープではなくグツグツ煮込んだ豚汁だもん。一口目のインパクト勝負やがな。
マンネリ化して久しいダイナソーですが、わたくし的にそろそろキツくなってきました。Jのソロバンド化&メンタルドン底の「Without a Sound」「Hand It Over」期の方が曲のバリエーションに富んでるがな。メンバーがその場のフィーリングで作った曲をあんまり吟味しないでスタジオに持ち込んでその場のフィーリングで録音したクセー
ちょっとメンバー同士でコミュニケーションとったらどうだ!「俺はこういう作品にしたいんだ!」とか色々あるでしょ!
「The Catastrophist」Tortoise
来日公演も観に行ったんですが盛り上がるのはスタンダーズ、聴かせるのはTNTの曲だもんなぁ。トータスの作品がこんなにも耳に残らないとは自分でも少し驚いています。
この人たちは少し聴けば作品ごとにやりたいコンセプトがなんとなく分かるんだけどコレはサッパリだぁ.....
「Running Out Of Love」The Radio Dept.
超待望の新作だったんですけどコレも全然耳に残らねぇ!
「ANOTHER STARTING LINE」Hi-STANDARD
ハイスタの功績って明るくて楽しいけど少しシリアスな側面もあるNOFXやラグワゴンとかの陽気なパンクロックを日本に持ち込んだことだと思うんですよ。スケボー、ハンバーガー、コカコーラ、シンプソンズ的スゲー安直なアメリカの幻風景を過去の私は見てたんですが復活作からはそういう雰囲気は微塵も感じられませんでした。ハイスタの歌詞からデタラメな英単語と発音を学んだ身としては悲しいです。どっちかというとタオル巻いてバンT着た兄ちゃんたちとマネー飛び交う幕張メッセのほうがシックリ来るは皮肉だなー。今のハイスタよりBBQ CHICKENSの1stのほうが遥かにハイスタです。
「メロディーズ」蓮沼執太
Shuta Hasunumaは大好きで、蓮沼執太フィルはギリで好き、蓮沼執太はキツイ...ジャケもなんかイヤだなぁ...
正直、蓮沼さんのボーカルを全面に出すのはどうかと思います...こういう人はたまに歌うくらいがいいんですよレイ・ハラカミとか。
ただ楽曲のクオリティは非常に高いと思います。ボーカル次第で化けそう。木下美紗都とか木下美紗都とか....
「新たなる解」ayU tokiO
カセット時代からのファンの人の声が聞きたいなー
とにかくサウンドプロダクションが過剰!ライブだと声量の無さや演奏技術の粗さが目立ってしまって....ライブを観てなければまた違う感想なのかなぁ...