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2014 年度代表ワースト作品

 

「St.Vincent」 St.Vincent

St. Vincent

 

この作品を年間ベストに選んでるメディアを多々見かけるのですが凄くアレだと思いませんか?競馬でいうとゼンノロブロイ年度代表馬に選ばれた感じですよ!実力はあるんだけどスター性がいまいちなやつ、要は「あーこれつまんねーや...」って感じですよ!王よりも長島を持ち上げる国民性を持つ日本までこのような似非玄人性に毒されてはいけない!地味な奴に地味と言って何が悪い!

 

完全な偏見なんですが年間ベストディスクに選出される作品ってよくも悪くも語る点ってたくさんあると思うんですよ。しかし、ここ数年、あんまり語る要素のない作品ばかりがノミネートされてると思うんですよ。去年のVampire Weekendとか中庸の美徳を体現するバンドでしょ?絶対に叩かれないザ・ミドルな作風。

 

んで、St.Vincentですが正直、この作品は彼女のキャリアの中で一番地味なヤツだと思うんですよ。恐らく彼女の熱心なファンでも、この作品をベストと呼ぶ人は少ないんじゃないでしょうか?(推測ですが3rd派が最も多く、次点で2ndな予感)

変態ギタープレイは抑え目だし、メロディーメーカーとしての才能も彼女には大して感じないだけに出がらしの感は否めないと思います。

アーティストとしてのピークを過ぎた人を今頃になってなぜやたらとプッシュするのか?私には正直理解ができない!

インディーという特異性が剥奪されたUSインディーは没個性の極みだし、今年新作がリリースされたAC/DCFoo Fightersのような産業ロックのほうが何倍も個性的なように思える。K RecordsやElephant6が築いたインディー=個性的かつ独創的という流れは何処に行ってしまったのだろうか?今、巷に流れてるのはインディーの型をなぞる量産型に思えてならない。