ネココネコロガール

音楽の話題

2008年の今頃、何を聴いていましたか? その1

振り返りたい。

 

当時、学生で音楽に対してのモチベーションが非常に高く、フェスや洋邦問わず多くのライブに参加した記憶がある。学生なので当然、経済的な制約があり、限られたバイト代の中でライブ、音源の取捨選択をする。定額のストリーミングサービスなど存在しない時代なのでmyspaceやウェブサイトをフル活用する。ピュアで貪欲であった。

 

東京に非常に音楽の趣味が近い友人が住んでおり、上京の度にCDを持参(昔はbluetooth内蔵の機器などは当たり前ではなかった)し、digした成果をお互いに称え合った。夜通しで音楽を聴いたり、ニコニコ動画カブトボーグや永井、佐々木の配信を見たりと楽しい時代だったとホントに思う。そんな「音楽が楽しくて仕方がなかった時代に出会った音源」を己自信を顧みながら紹介していきたいと思う。

 

☆ 駄作

☆☆ うーん、微妙

☆☆☆ たまに聴く

☆☆☆☆ 愛聴盤

☆☆☆☆☆ 10年単位での名作

 

 

 

 

GELLERS

GELLERSGELLERS

☆☆☆☆☆(俺史観の邦楽ベストに入る作品だと思う)

 

2007年の作品なんですけど2008年に買って聴き耽った記憶がある。

2007年にトクマルシューゴの「EXIT」(これも金字塔的作品)に出会い、スライド式でトクマルの副業であるゲラーズにたどり着くのは容易かつ必然的と言える。

初めて聴いた時の感想は「カオティックなハードコア」だなという感想につきる。ここで言うカオティックとはエンヴィーとかコンヴァージらへんの意図的かつ目的としてのカオスではなく自然的、アニミズム的に生成されたカオスを指します。

後に「都市型インディー」という体系が構築され、日本のインディーは現在進行形でつまらなくなっていくのですが「シーンの形成の原初」がこのバンドにはあり、この時代が一番面白かったと僕は思うのです。

 

 


Gellers - Buscape

 

 

 

 

 

 

 

FAN

「FAN」group_inou

☆☆☆☆☆(こちらもオールタイムレベルで大好きな作品)

 

この時代のラップってshing02ブルーハーブ降神みたいな頭が良くて少し近づきがたいスタイルの人たちがメインだった気がします。今みたいにお調子者の大学生が上手いこと言う大喜利みたいなやつと00年前半の露悪的なヒップホップのちょうど中間に位置するのでは?2008年。

 

グループイノウはラップよりかはロックバンドに近いもんだと思っています。反復することによる高揚をメインに置くヒップホップとは違い、ノスタルジックでキラキラ&ピコピコなimaiの作り出すトラックは衝撃的でした。

イノウが出てきて54-71、モールス、ネハンベースYOMOYA等々、面白い日本のインディーバンドを沢山知ったのもこの時。

 

 


group_inou / COMING OUT

 

 

 

 

 

 

It could be done if it could be imagined

It could be done if it could be imagined」Folk Squat

☆☆☆☆☆(本物のシティポップだと思う)

 

隠れた日本の名盤なのでぜひとも聴いてほしい。

スチャスチャしたギターに軽薄で軟弱なだけで全然うまくないオカマ声のバンドがシティポップと呼ばれる現在、シティポップとはなんなんだ?

フォークスクワットの特徴はきめ細かい電子音とキラキラとしたアルペジオにスモーキーで非常に流暢な英詞!ネットによる音楽配信が成熟する少し前、私にとってこのような音楽が都会的な音楽だった。

 

 

 


folk squat - somesing

 

 

 

 

RIVALS

「RIVALS」Cinemechanica

☆☆(マスロック好きな人はどうぞー)

 

ライトニングボルトなんかと近い感覚で聴いてた気がする。八王子だかで来日公演を観て感動した東京の友達から紹介されたバンドなので印象に残っている。

今聴いてもカッコいいちゃっカッコいいだけどマスロックというジャンルが浸透しすぎた気がしないでもない。

 

 

 


CINEMECHANICA-RIVALS

 

 

 

 

 

 

 

Myam James Part 1

「Myam James Part 1」Kettel

☆☆☆(代表作のMy Dogan、RE:THROUGH FRIENDLY WATERSのほうが評判は良いですがコレも十分に良作)

 

これは渋谷のワルシャワで音源を買ったので非常に印象が残っている。ドイツ盤って当時は通販で買うと出荷されるまで目茶苦茶時間がかかったし値段もスゲー高いんですよ。1枚3000円~4000円くらい。

当時、イノウもそうだけどI am Robot and ProudLali Punaみたいなメロディーを重視した電子音に夢中になっていた気がする。だから最近のWARPから出てる実験性の高いテクノとかダメなんですよ。

 

 

 

 


Kettel - The wombat

 

 

 

 

 

 

Ghost

「Ghost」Radical Face

☆☆☆☆(エレクトロニカ、フォークの名作)

 

エレクトリックプレジデントというニカ/エレポップのデュオにハマっていて、その片割れのソロプロジェクトがラディカルフェイス。

ニカやポストロックのみならずサンキルムーンやボンイヴェールとかのフォーク好きにも自信をもって勧められる作品ですね。ちなみに後発の作品が幾つかありますが、あんまり良くありません。これが最高。

 

 

 


Radical Face - Welcome Home, Son


Radical Face Welcome Home

2018/09/14 最近聞いた音楽まとめ

☆ 駄作

☆☆ 微妙。オススメはできない。

☆☆☆ フツー

☆☆☆☆ 良作

☆☆☆☆☆ 年間ベストクラス

 

Hawaii

「Hawaii」Collections Of Colonies Of Bees  

☆☆☆☆☆ 個人的にはキャリアハイな快作

 

コロちゃんことCollections Of Colonies Of Beesの新作。

ペレの頃から苦手意識が強かった。演奏はバツグンに上手いが、どこか気取った感じがして馴染めなかった。toeなんかもおんなじ印象。

流行りの女性Vo起用はよくあるソウルフルでネットリとしたものではなく、あくまで演奏に付随するもの。テンプラと塩のような相性だ。ループするギターと電子音に居合のようなリズム隊と爽やかな清涼剤のような歌声は今までの彼らになかった「ドラマ性」を作り上げている。

 

 

 


Collections of Colonies of Bees - Ruins [OFFICIAL MUSIC VIDEO]

 

 

 

 

 

 

 

 

 

LAMP LIT PROSE

LAMP LIT PROSE」DIRTY PROJECTORS

☆☆ 「ダープロっぽい」過去の模倣のように感じた

 

前作が大嫌いで今回はどうなんだ?と先行配信曲を聴いたら何やら内省的な感じは一切なく、過去の彼らの作品に近い質感ではないか。しかし、蓋を開けてみるとどうだろうか?確かに過去のダープロっぽさはあるがハードコアやらアフロやらをエーテル調合したカオスさは皆無。

 

 

 


Dirty Projectors - Break-Thru (Official Video)

 

 

 

 

 

 

 

 

Thank You for Today

「Thank You for Today」Death Cab for Cutie

☆☆ ひたすらに地味

 

世界一地味なバンドがビルボード1位を獲得してはや10年、はや10年だ。

バンドとして伸びしろがないのは分かっているが地味、地味だ。中には良い曲もあるのだが四つ打ちのやつなんかはかなりキツイ。天下を取った「Narrow Stairs」から緩やかに降下している感じ。消えゆく様も地味とどうよ?

 

 

 


Death Cab for Cutie - "Autumn Love" (Lyric Video)

 

 

 

 

 

 

 

 

1

「1」zArAme

☆☆☆☆☆ いいよ!いいよ!

 

実験的なポストパンク路線を予想していたのだがスパイラルコードの「脳内フリクション」やカウパァズの「揺ラシツヅケル」に近い歌モノ路線のアルバムが聴けると思わなんだ。

故・吉村秀樹を思わせる凶悪な音作り、ハイテンポもスローテンポも緩急自在に操る様はフガジのようでもある。ボーナストラックの「キエルマボロシ」はマジに名曲。

 

 

 

 

 

 

SECRET CLUB

「Secert Club」POHGOH

☆☆ 過去の音源を聴いてほしい

 

ディープエルムのエモダイアリーズに参加もしていた一部のエモファンから知られているPOHGOHの20年ぶりとなる新作。

微妙な垢ぬけなさを残したオーディナリーなギターポップになってしまった印象ですね。Rainer Maria、Jejuneはもちろんのこと、リズ・フェアやマフスなんかにもパワフルなんだけども憂いのある佇まいがなくなってしまった。角が取れたというやつか。

 

 

 

 

 

 

WHEN I THINK OF YOU IN A CASTLE

 

WHEN I THINK OF YOU IN A CASTLE」POST ANIMAL

☆☆☆☆ 古典ロック好きの方はぜひ

 

サイケに入るんでしょうか?サイケって時代性ありきだと思うのであんまり聴かないんんですよ。テームインパラとか。

まあ、ビーチボーイズだったりチープトリックだったりホール&オーツだったりと色んな古典ロックの美味い部分が楽しめるバンドだと思います。Lemon TwigsとかFoxygenほど露骨に懐古趣味でないのにも好感が持てる。

 

 

 


Post Animal - Ralphie [OFFICIAL MUSIC VIDEO]

 

 

 

 

 

 

はるやすみのよる

「はるやすみのよる」小島ケイタニーラブ

☆☆☆☆ ex-ANIMA

 

アコースティックのイメージがあったので音数多めのプロダクションに若干戸惑いつつもやはり良い曲を書くなぁ、優しいなぁと。詩人としても活動する小島敬太氏の歌詞にも注目だ。

 

 


小島ケイタニーラブ | 東京カモメ (Official Music Video)

COMITIA125良かった本まとめ

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「高校生殺人事件」光物野晃太

 

かつて、怪鳥ひばりに跨りブレインダメージ系怪奇漫画を量産した川島のりかずという漫画家がいた。自らの精神を供物とし、自傷行為に近い形で産み落とされた排泄物はヒルコのような奇形児であり、川島自身の人間観・死生観がダイレクトに反映された自身の分身でもあった。余りのもチープゆえのディープさ、セイントだからこそ抱えられる矛盾だ。

川島が放ったブレインバーストは超低距離であるがゴク一部の人間にスーパークリティカルヒットを与えることに成功した。本作の元ネタである「中学生殺人事件(略して中殺)」はヤフオクまんだらけ等の死の商人によってゴク稀に出品され10~20万円近い値段で取引されている。死亡説が根強い川島だがゴッホのような心境だろうか。成功ってなんだ?

 

前置きが長くなったが本作「高校生殺人事件」は「中殺」のパクリ、もとい、ビルドアップ版というべき優れた漫画作品だと思う。「中殺」が自身の不器用な発露だったのに対し、「高殺」はどこか根本敬山野一のようなニヒルさが光っている。

 

「こんなんコミティアでウケるの?コミティアって九井諒子とかpanpanya、つくみずとかっしょ?」みたいな意見。ダマレシャラクサだ。

本来的にコミティアとは自由な創作の場所であって、エクストリームな表現が好まれるべきだ。それが近年「コミティアっぽいよね」という曖昧模糊とした比喩が実に通じやすいし、私も実際使ってしまう。優れた作品であれば如何なる作品でも解放されるのがコミティアのあるべき姿なのではないだろうか?「高殺」はぬるい空気を一蹴するバルサンのような破壊力がある。

 

 

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「WORK OUT clothes」さかぐちまや(さかま屋)

 

人間は布を纏うことにより、より一層スケベになれるという特質を持った生物である。

上がピチTで下半身を露出しているプーさんに性的トラウマを植え付けられたという訓練された変態は別として、基本、布を纏うことは人間の尊厳だ。そして布は全裸よりはるかに強い。

精緻なデッサン(デッサンという言葉を使いたい)によって描かれた、肌の露出面積多めの女性は一言に言ってセクシーだ。所謂「手癖」で描くという傾向がコミティア界隈には強いが、さかぐちさんのソレは「お絵描き」ではなく「イラスト」だ。技術は尊い、そして、さかぐちさんのイラストはエッチだ。

 

 

 

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「ひとを殺すゆめ」りつ(犬の一生)

 

荒い。荒いが絵にパワーがあると思った。何となく松浦だるまあたりを連想した。色気があるのだ。りつさんの絵柄は「咲」や「アイカツ」等のペドペドした影響が濃いのかなーという印象だったがコレはC-MOONだわ。

「水辺の怪談」というのも良い。遠藤周作三浦朱門が伊豆で体験した「自殺者の幽霊の夢」を何となく連想した。水の記憶と死の記憶の相性はバツグンで艶っぽさまである。

 

 

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「penitence to float in midair」YO!YO!洋次郎(漫画雑貨屋さんサークル)

 

コミティア&ザ・ニューパワージェネレーションを感じた。オッサンが管を巻いているが才能は勝手に育っていくのだ。オッサンはそれを見守る。

初の個人誌ということだが驚異的にセンスが良い。文字のレイアウトとか女の子の服装だとかいちいち洒落ているのだ。話もハインラインの爽やかなSFみたいな雰囲気で短いながらも「読んだ感」がある。フリーオールギフト。

 

 

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「沖縄に夜の魚」たいぼく(おおきめログハウス)

 

実は俺、たいぼく先生の漫画は完全なオリジナルより旅行記モノのほうが好きなことに気づいた。だって普段、スリルしまくって「オタク死ね」みたいな雰囲気のたいぼく先生が健康的にキャピキャピと普通に旅行を満喫してるのって興奮しません?しない?

イイ旅行漫画=旅行をしたくなる漫画。本作の場合は食べ物がとにかく美味しそう。沖縄行きたい。でも、ナクヤムのパートはいらない。

 

個人的に沖縄という場所はビジュアライズする上でとてつもない可能性を秘めた場所だと思います。国家神道以前のゲニウスロキ、あるいは名前を失った神々を今も熱心に信仰している土地が他にあるだろうか?セーファやクボーのような御嶽(禁足地)の存在はソレの最たる例ですよね。ロマンと楽しいが詰まった地、沖縄。

 

 

 

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「ちほちほ、二週間で退職する」ちほちほ(月刊滋養)

 

うつ→退職→障碍者認定→障碍者枠で再就職→2週間で退職(今ココ)

リアルタイムで描かれるは現代の阿Q正伝か、つげ義春か?

 

平山夢明が言ってるんだけど「無気力は狂いのはじまり」というのがある。

無気力とは決してローファイ、シャッグスなものではなく心の中でのカインとアベルの血で血を塗る抗争があるのだ。ちほちほさんの漫画は狂っている。

 

 

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「生まれたばかりで走れない」ほとむら(htmr)

 

俺は自身のセンズリをかくルールとして「一定以上の肌を露出している」という条件がある。どんなにドスケベでも基準値を満たしてなければセンズリはかかない。ほとむらさんのイラスト(漫画)はその条件を満たしすぎている。俺は永遠に満たされない。だが、それでイイ。

 

 

 

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「DODOITSU」TNSK(壁の彩度)

 

「アイドルスマッシュ」が終了したばかりのTNSK先生による超画力和服美人&どどいつイラスト本。凄いよ。

 

 

 

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「にこらてすらのコピー本のまとめ本」ジョン・テンダ(にこらてすら)

 

テンダさん、久しぶりのオフセット本。女性が主人公の話が多く、ジョンテンが百合!?と一瞬思ったが媚びたところなど一切っっっなく、「節」としかいえない独自のジョン・テンダワールドが展開されている。やっぱり漫画力が高い。

 

 

 

 

 

最後に俺のサークルの宣伝です。通販やってるよ!

 

nightwalk.booth.pm

 

 

 

 

 

 

2017年2月に聴いたCD

「I See You」The xx 8.0/10.0

I See You [輸入盤CD](YTCD161)

 

 

01.Dangerous

02.Say Something Loving

03.Lips

04.A Violent Noise

05.Performance

06.Replica

07.Brave For You

08.On Hold

09.I Dare You

10.Test Me

オススメ曲 ② ③ ⑥ ⑧ ⑨

 

「今のシーンに乗ってきた」という声を聞くんですが私はそうは思わないなー。ギターの音が減って音数が増えたのは確かですが独特のヘタクソ感は健在ですし良い意味での平常運転だと思います。何かと欧米のチャートアクションにうるさいリスナーがワーワー言ってるだけの気がします。

 

 

 

「The Tourist」Clap Your Hands Say Yeah  8.0/10.0

THE TOURIST(国内盤 +3BONUS TRACK)

 

 

01. The Pilot
02. A Chance To Cure
03. Down (is Where I Want To Be)
04. Unfolding Above Celibate Moon (Los Angeles Nursery Rhyme)
05. Better Off
06. Fireproof
07. The Vanity Of Trying
08. Loose Ends
09. Ambulance Chaser
10. Visiting Hours

 

オススメ曲 ③ ④ ⑤ ⑨

 

コレも良い作品!実質、アレックによるドローン試験場と化した前作4thで結構な数のファンが離れてそうですが今回はイイ時のカンジが戻ってます。ブルースハープからの歪んだギターソロがニールヤング的な④、In This Home on Ice的な疾走感のある⑨など聴きどころ多数!

 

 

「Aleander Devotion」Letting Up Despite Great Faults 7.5/10.0

 

ALEXANDER DEVOTION

 

01. Starlet
02. Pageantry
03. Mass
04. Armonica
05. Caroline
06. Shatter
07. Devotion
08. Perfume
09. Whiplash

オススメ曲 ② ③ ⑥ ⑧

 

悪くない!この人らが2009年に出した1stはシューゲとかドリームポップとか抜きに素晴らしいメロディーの詰まった1枚だと思ってるんです。当時のピコピコ系のエレクトロニカやピッチフォーク系インディーロックを上手に折衷させたというか...しかし、ここ何年かはいかにも80年代的な懐古趣味が全体ににじみ出ていて美味く味わえませんでした。今回も全体的に80'sフレーバー強めですがサビのフレーズがしっかりした曲が多く、インストもクール。海外ではミニアルバム扱いなようですが、このクオリティなら次も期待できるかな。

 

 

 

 

 

2017年1月に聴いたCD

 

Life Without Sound

「Life Without Sound」Cloud Nothings  8.2/10.0

1. Up to the Surface

2. Things Are Right With You

3. Internal World

4. Darkened Rings

5. Enter Entirely

6. Modern Act

7. Sight Unseen

8. Strange Year

9. Realize My Fate

 

オススメ曲 ① ② ③ ④ ⑥

 

良い作品です!ギターが1本増えて、リリースの間隔を空けるだけど大きく変わるもんですねしかし!前作の勢いはあるけど直線的で単調な印象とは打って変わって非常にメロディアスで楽器もよく跳ねていて気持ちがよろしい。序盤の曲は2ndから3rdにかけてのポストハードコア的な要素は大きく減退し、初期ウィーザーやワナダイズなどを連想させる陰のあるパワーポップ的なメロディーが印象的。そしてリスナーの多くが「このアルバムの核となる曲」として挙げるであろう⑥はネオアコ調の軽快なイントロで始まる彼らにしては珍しいしっかり歌い上げる系の曲!終盤はポストグランジ的なヘヴィーな曲が続き、個人的にはちょっと尻すぼみ感がありますが十分に満足な一枚かと。

 

 

 

 

Oczy Mlody

 

「OCZY」The Flaming Lips 7.5/10.0

1. Oczy Mlody
2. How??
3. There Should Be Unicorns
4. Sunrise (Eyes of the Young)
5. Nigdy Nie (Never No)
6. Galaxy I Sink
7. One Night While Hunting for Faeries and Witches and Wizards to Kill
8. Do Glowy
9. Listening to the Frogs with Demon Eyes
10. The Castle
11. Almost Home (Blisko Domu)
12. We a Famly

 

オススメ曲 ① ④ ⑩ ⑫

 

祝祭的なメロディーに定評のあるリップスがその長所を廃し、超ドローンなディストピアを展開させた前作「Terror」は物議を醸すとういうよりはシーンからフェードアウトに一役買った感がある(個人的には大好きです)。本作も基本的には前作の延長上にある超ヘヴィーなシンセベースや電気的なサイケ感が人を選ぶのは間違いない。「Race For The Prize」的な世界観を期待してる人は聴かないほうがいいかもしれません。しかし、歌モノ路線に徐々に回帰してるのは確かで④⑩⑪なんかは「Waitin' For A Superman」的な良さがあると思います。聴きこんで良くなる作品かとー

 

 

 

 

Hang

 

「Hang」Foxygen 3.0/10.0

 

1. Follow The Leader
2. Avalon
3. Mrs. Adams
4. America
5. On Lankershim
6. Upon A Hill
7. Trauma
8. Rise Up

オススメ曲 強いて言えば②

 

USインディーサイケ勢有望株待望の新作。高評価の1st、2枚組で詰め込みすぎた感がある2nd、そして3rdとなる本作なんですがサイケの要素が一切ない大時代的なポップスでビックリ!ホール&オーツ、クイーン、アバとかあの辺の世界観ですよ!輸入盤を買ったんでライナーノーツが付いてないんでコレを作ろうと思った経緯が知りたいなぁ

凄くクオリティが高いのは間違いないと思うんですが私的には「ナイ」です。好きな人は凄く好きだと思います。

 

 

 

 

He's Got The Whole This Land Is Your Land in His Hands

 

 

 

「He’s Got the Whole This Land is Your Land in His Hands」Joan Of Arc 7.3/10.0

 

1. Smooshed the Cocoon
2. This Must Be the Placenta
3. Stranged That Egg Yolk
4. Full Moon and Rainbo Repair
5. Cha Cha Cha Chakra
6. Grange Hex Stream
7. Two-Toothed Troll
8. New Wave Hippies
9. Never Wintersbone You
10. F is for Fake
11. Ta-ta Terrordome

オススメ曲① ② ③ ⑦

 

キンセラの兄貴のほうの新作。去年、一昨年と音源出てなかったっけ?と思ったがアレ編集盤なのね。

「難解」ということで各所で低評価を頂いている本作ですが、そもそもティム・キンセラの作品で「難解」じゃないほうが珍しいし、むしろコレは聴きやすいほうだと思うんだよなー。

バンド結成20年らしいですがオリジナルメンバーはキンセラ兄貴だけだし、この人がやりたいことを分裂的に無軌道に発表していくプロジェクトがJOAだと思っています。去年出たアメフトの2ndから派生してJOAに興味持ち始めた人はjade treeから出てる1stか2ndから入るのが無難かとー

 

 

 

 

 

2016年のイマイチだった、もしくは一言いいたい音楽 

22, A MILLION

「22,A Million」Bon Iver

 

2016年の年間ベストディスクとして挙げてる人を多く見かけたのですがそんなに良い作品でしょうか?歌謡AOR的なド演歌なノリの2nd、簡素美に溢れた1stに比べるとメロディーの質は平凡ですし矢鱈と目立つカニエライクなスクラッチノイズの音響効果も私には耳障りに聴こえました。電子音の使い方もpeleの残党と組んだVolcano Choirの1stの時のほうが遥かにクールです。グラミー補正がかかってるのかどうかは分かりませんが、この人の本質はサウンドクリエイター的な職人っぽいのではなく楽器を演奏して歌う人だと思うんですよね。変に有難がって駄目になるパターンのように私は思う。チヤホヤしすぎ!

 

 

 

 

Give a Glimpse of What Yer Not

 

「Give a Glimpse of What Yet Not」Dinosaur.Jr.

 

すた丼のチャーハンを延々と食べさせられてるカンジだな。間に入ってくるルーの曲も漬物や卵スープではなくグツグツ煮込んだ豚汁だもん。一口目のインパクト勝負やがな。

マンネリ化して久しいダイナソーですが、わたくし的にそろそろキツくなってきました。Jのソロバンド化&メンタルドン底の「Without a Sound」「Hand It Over」期の方が曲のバリエーションに富んでるがな。メンバーがその場のフィーリングで作った曲をあんまり吟味しないでスタジオに持ち込んでその場のフィーリングで録音したクセー

ちょっとメンバー同士でコミュニケーションとったらどうだ!「俺はこういう作品にしたいんだ!」とか色々あるでしょ!

 

 

 

 

The Catastrophist

 

「The Catastrophist」Tortoise

 

来日公演も観に行ったんですが盛り上がるのはスタンダーズ、聴かせるのはTNTの曲だもんなぁ。トータスの作品がこんなにも耳に残らないとは自分でも少し驚いています。

この人たちは少し聴けば作品ごとにやりたいコンセプトがなんとなく分かるんだけどコレはサッパリだぁ.....

 

 

 

 

Running Out Of Love [ボーナス・トラック2曲収録/解説・歌詞・対訳付き]

「Running Out Of Love」The Radio Dept.

 

超待望の新作だったんですけどコレも全然耳に残らねぇ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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「ANOTHER STARTING LINE」Hi-STANDARD

 

ハイスタの功績って明るくて楽しいけど少しシリアスな側面もあるNOFXやラグワゴンとかの陽気なパンクロックを日本に持ち込んだことだと思うんですよ。スケボー、ハンバーガー、コカコーラ、シンプソンズ的スゲー安直なアメリカの幻風景を過去の私は見てたんですが復活作からはそういう雰囲気は微塵も感じられませんでした。ハイスタの歌詞からデタラメな英単語と発音を学んだ身としては悲しいです。どっちかというとタオル巻いてバンT着た兄ちゃんたちとマネー飛び交う幕張メッセのほうがシックリ来るは皮肉だなー。今のハイスタよりBBQ CHICKENSの1stのほうが遥かにハイスタです。

 

 

 

 

 

 

メロディーズ

 

「メロディーズ」蓮沼執太

 

Shuta Hasunumaは大好きで、蓮沼執太フィルはギリで好き、蓮沼執太はキツイ...ジャケもなんかイヤだなぁ...

正直、蓮沼さんのボーカルを全面に出すのはどうかと思います...こういう人はたまに歌うくらいがいいんですよレイ・ハラカミとか。

ただ楽曲のクオリティは非常に高いと思います。ボーカル次第で化けそう。木下美紗都とか木下美紗都とか....

 

 

 

 

 

 

 

新たなる解

 

「新たなる解」ayU tokiO

 

カセット時代からのファンの人の声が聞きたいなー

とにかくサウンドプロダクションが過剰!ライブだと声量の無さや演奏技術の粗さが目立ってしまって....ライブを観てなければまた違う感想なのかなぁ...

2016年の良かった音楽 その3

これで最後

 

popp

「popp」OVAL

 

タイトルの通り、OVAL史上最もポップでビート感を意識したOVALにしてはかなり踊れる作品?に仕上がってるのでは?最近は実験音楽や音響系にカテゴライズされがちの彼氏でしたが今でもバリバリにテクノですね。復活したエイフェックスツインより面白いですよ!

 

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ウィーザー(ホワイト・アルバム)

WeezerWeezer

 

冒頭の2曲の流れは完璧なのでは?前作のハードロックっぽいノリは苦手だったのですがこれは会心の出来だな~!Aメロからサビまでしっかり歌いとおすJポップ的な構成の曲が多くて、単調なリフやサビを「Wow~」で誤魔化すような曲もないもん。

個人的にはメイクビリーヴ以降で一番好き。

 

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ティーンズ・オブ・ディナイアル

「TEENS OF DENIAL」Car Seat Headrest

 

ピッチフォークでロックには珍しいBNM、宅録ミュージシャンってことでかなり疑ってたんですがゴメンナサイです。ちょい前まで流行ったリヴァーヴかけまくりのシューゲよりのローファイバンドみたいなのをイメージしてたんですがタイトなギターフレーズと轟音を使い分けたとてもセンスのある人でした。曲が1つ1つやけに長いんですが展開に富んでいて飽きないし、随所に盛り上がりの轟音パートがあって私的には凄い好みでした。ウス!

 

 

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しあわせの魔法

「しあわせの魔法」毛玉

 

出たばかりの作品でまだ聴き込めてはないんですが名作の予感がします。

ダンダンダンス」は曲単位で今年のベストアンセムの一つになりそうです。

HEADZ特有の音響入ったポップセンスが濃く出た前作をさらにポップスとしてより高いフェイズに押し上げた1枚かと。フルートの音がたまんないな~と思ったら池田若菜さんの客演だったし!

 

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ソルファ (2016)(初回生産限定盤)(DVD付)

「ソルファ(2016)」アジアンカンフージェネレーション

 

ワーストジャケに挙げてしまいましたが、私はこのソルファという作品が大好きらしい。大きな変化がなかろうと心の名作をこのような形で再度作り直してもらうのはうれしいことだ。

 

 

 

 

 

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